試し版として、評価項目を元に手計算と手書による評価表を掲載しています。
プリントした上で、お使いください。
←@データ入力
「成人向け」のページにある評価項目の得点をマウスでチェックします。
「出力」ボタンを押すとチェック項目の説明が評価に転記され、エクセルにデータ出力がされます。
↓A評価
エクセルのデータを元にチャートを作ります(ボタン
操作は数回)。
できたチャートを評価表に貼り付ければ出来上がり
ます。
←B治療計画・説明書
そのほかの検査も含め、作成した評価・プランについてご家族・ご本人への説明資料のフォーマットです。
Cデータの分析
→
これまでのデータを簡単に一覧表示できます。
一人の患者様を一覧表示して、時系列で分析することや、「車椅子の人のみ」「摂食禁止の人のみ」を一覧に抽出することで、障害と評価(チャートの形)を横断的に分析することが可能です。
↓チャートのそれぞれの軸は「反応」「コミュニケーション」「認知」「嚥下」「基本動作」「生活」の6つのカテゴリーに相当しています。
各カテゴリー間でのギャップの検討にお使いください。
たとえば、嚥下の点数が良くても反応の点数が低ければ「摂食禁」になることが多く、失語症などでコミュニケーションの得点が低い方でも、生活などの得点が高ければ大きな問題は起こさないような印象があります。
詳細は「活用事例」のページも参照してください。
もっともこれらの分析方法については、「まだこれから」です。経験上で、「こんな感じ」とスタッフ間で説明していたことを何とか視覚的にとらえようとする試みです。
多くの方の経験と付き合わせることで「適切度」を上げられればと思います。
- 観察評価ですので、ベッドサイドでしか行えない重度な方にも使用可能です。
- 同様に練習効果の影響がほとんどありませんので、短期間での繰り返し評価が可能です。特に変化の激しい急性期などに。
- システムは入力と計算だけですので、項目については各施設にあわせたカスタマイズも可能。たとえば、意識障害者がほとんど見られないディなどでは、「反応」のカテゴリーをやめて他のカテゴリーにまるっきり変えてしまうこともできます。同様に軽度群向け、重度群向けなど、点数配分の操作も可能です。使う方のアイデアしだいで加工は無限。
- 一度データを入れてしまえば、その後の集計・分析は自由自在。繰り返し入力のわずらわしさがありません。
- 電子カルテ化されている施設では、データをそのままインポートすることもできます。
- パソコン入力の手間が要ります。操作に慣れるまでは多少時間がかかるかもしれません。慣れれば入力は一人当たり、1分程度です。
- 観察評価であるため、評価者の主観の影響を受けます。よって、施設内である程度の共通認識(ものさし)ができるまでは、評価にばらつきが出ます。
- あくまでスクリーニングであり、全体像を大雑把にとらえることを目的にしています。「これだけとれば、評価は十分」というものではありません。