嚥下の講習会とか、最近ちょこちょことさせていただいてますが・・・
その中で、「講義だけでなく演習もやって欲しい」と言われることもあります。
嚥下機能、訓練手技、食材、介助方法・・・方向性はいろいろとあると思いますが。
とりあえず、今回は新人の介護職さん向けということで、次のような形で行いました。
講義1時間+演習1時間の後半です。
人に介助される怖さを知ってもらいたい。
「介助してあげてる」つもりでも、実は「口に押し込んでるだけ」ということはあるものです。
心遣い一つでどれだけ変るのか。
認知面が低下していて、食べ物や声かけも入らない方にどれだけ気づかせてあげられるのか?
そのイメージを持って、条件設定しました。
アドバイスを入れる前は、むせるコンビも何組か。
少しずつ、難しさをあげていきます。
食べやすい食事形態を考えます。
パサツクせんべい。さらさらのお茶。理想的なトロミって??
麻痺のある方をイメージして、舌を使わないのみ方で。
自力摂取でゴホゴホ。
先ほどのように介助を入れるとさらにゴホゴホ。
あちらこちらで、むせこみ見られます。
とろみもつければいいって物じゃないことを少し実感してくれました。
さらに難しく。
嚥下反射の遅延を促すために、鳥のみで。
むせやすい人がたくさん出現。
自力摂取で飲みやすいトロミを自分で作成。
条件が変れば、食べやすい食事も変ることを少しは伝えられたかと