ST領域(仕事面)のページからお越しの方、ここから先はまったくの趣味のページとなります。
もしも興味持っていただけるなら、どうぞご覧ください。孫子を目当ての奇特なあなた、いらっしゃいませ。
一緒に飲んだことある人は一度は聞かせられたであろう、孫子の我流解釈のコーナーです。孫子という中国思想を自分のささやかな経験に照らして解説することを目的にしています。
「こじつけ〜」というような拡大解釈も多々あります。
酒のつまみにでもして(?)読んでいただければ幸いです。なお、このページには下記成書に抜粋のされている孫子の言葉を掲載しています(順不同)。
言われてみればどうってことのない話ですが、だからこそ奥深いと思ってます。
中国の代表的な兵法書。
三国志の英雄、曹操などが親しんでいたのを始め、フランス皇帝ナポレオン、最近ではアメリカのキッシンジャー元国務長官などが愛読していたといわれている。
兵法書ではあるが、その戦略戦術論の裏に深い人間洞察があることで応用範囲が広く、経営論、政治論、人間関係論などに多くの示唆を与えるといわれている。
1.始計篇 2.作戦篇 3.謀行篇 4.軍形篇5.兵勢篇
- 先ず勝つべからざるをなして、以って敵の勝つべきを待つ
- 善く戦うものは、勝ち易きに勝つ者なり
- 勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む
- 勝兵は鎰を以って銖を称るがごとく、敗兵は銖を以って鎰を称るがごとし
6.虚実篇
- 戦いは正を以って合し、奇を以って勝つ
- 戦勢は奇正に過ぎざるも、奇正の変は勝げて窮むべからず
- 善く戦うものは、その勢は険にしてその節は短なり
- 勇怯は勢なり。彊弱は形なり
- 善く戦うものは、これを勢に求めて人に責めず
7.軍争篇
- 善く戦うものは人を致して人に致されず
- 攻めて必ず取るはその守らざる所を攻むればなり
- 進みて禦ぐべからざるはその虚を衝けばなり
- 兵を形するの極は無形に至る
- 兵の形は実を避けて虚を撃つ
- 兵に常勢なく 水に常形なし
8.九変篇 9.行軍篇
- 迂を以って直となし、患を以って利となす
- 兵は詐をもって立つ
- その疾きこと風の如く、その徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し
- その鋭気を避けてその惰帰を撃つ
- 佚を以って労を待ち、飽を以って饑を待つ
- 窮寇には迫ることなかれ
10.地形篇
- 辞卑くして備えを益すは進むなり。辞彊くして進駆するは退くなり
- しばしば賞するは、窘しむなり
- 兵は多きを益とするにあらず
- 慮りなくして敵を易る者は、必ず人に擒にせらる
- これに令するに文を以ってし、これを斉うるに武を以ってす
11.九地篇 12.火攻篇 13.用間篇
- 敵を料りて勝ちを制し、険阨遠近を計るは、上将の道なり
- 戦道必ず勝たば、主は戦うなかれと日うとも必ず戦いて可なり
- 卒を視ること嬰児のごとし、ゆえにこれと深谿に赴くべし
- 兵を知る者は動いて迷わず、挙げて窮せず