兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり
(へいはくにのだいじにして、しせいのち、そんぼうのみちなり)

 「兵」とは戦争のこと。簡単に言ってしまえば、戦争は国家の行いの中でも特に大事だよ。ということ。読んだとおりですね。

 社会生活を行う上での戦争とはつまり、交渉事でしょう。
 職場であっても、家庭であっても交渉やお願い事というのは多々あることと思います。最初のうちは「いいよ、いいよ」といってた担当者も、2回、3回と繰り返すうちに、相手は「また!?」というマイナスの感情を抱き易いもの。
 これでは、せっかく築き上げた信用という名の財産も失われていきます。
 仏の顔も三度まで。そういう意味では、交渉事はやむをえない場合に限って行い、なるべくまとめて、一回で終わりにしたいものです。

 患者さんのことで病棟にお願いごとをした後に「あっ、このことも言わなくちゃ!」と思い出し、追加追加でお願いしてしまい、「忙しいんだからまとめてよ!」と怒られたのも、今となっては良い思い出ですが・・・

「戻る」
inserted by FC2 system