算多きは勝ち、算少なきは勝たず
(さんおおきはかち、さんすくなきはかたず)

 戦争を始める前の作戦会議で、勝てる見通しが立つなら勝ち、見通しが立たないようなら勝てない、ということ。

 当たり前といえば当たり前なのですが、日常では意外と「算少なき」で戦していることも多いかもしれません。
 「どうなるか分からないけど・・・」「とりあえず始めてみよう」などと言ってる事はありませんか?
 これらの言葉は一見前向きに取り組もうとしているようにも見えますが、ビジョンがないままに始めているとも言えます。
 成功するか失敗するかは流れ次第、これではリーダーも下も、先が見えずに最初の意気込みが薄れていきそうです。仕事や事業を始める際には、まず明確なビジョンが必要でしょう。

 リハビリのスタッフとして今は働いているわけですが、やはり見通しは重要です。
 現在の状態を評価・把握して、どの程度の回復が見込めるかを予測、それに基づいて治療計画を立てています。
 なんとなく患者さんが来てるから、手近な課題をやってます、ではたとえ多少の回復が見られても納得いかないでしょうし、本当の回復も見込めないと思います。
 

「戻る」
inserted by FC2 system