水に決まった形がないように、戦争にも不変の態勢というものはない、ということ。臨機応変さの重要性です。
態勢は時々刻々と変わるものですから、自分の動きを柔軟にそれにあわせることが必要です。組織や企業についても同じと思います。
よく言われることですが、産業構造の変化によって、かつての花形であった造船業などは傾きました。
一方、かつては存在もしなかったIT産業が今や日本の産業界の中で確固たる地位を築きつつあります。
同じように小さな組織の中でも、中心となる部門は常に移っていくと思います。現在の医療・福祉ではどうでしょう。
毎年のように行われる医療費や介護保険などの改定は、病院・施設経営のあり方や、利用者のサービス負担に変化をもたらしています。
リハビリ部門についても「第3の医療」と呼ばれ、厚労省の方針のメインにいた時代から見ると、状況は大きく変わってきています。
寂しいことではありますが、基本的には縮小の方向です。経営者も働き手も利用者も、情報を人任せにすることなく、対策を積極的に行う必要があると思います。