相手を窮地に追い込んだら、それ以上手を出してはいけない、ということ。ことわざにも「窮鼠、猫を噛む」というのがあります。それと同じ意味です。
瀬戸際に追い込まれた相手は、死を覚悟した必死の抵抗をしてきます。
そのような相手からは圧倒的な戦力差があっても、思わぬ痛手をこうむることがあるので、必要以上の深追いを続けることを戒めています。人間関係でも大きく反省させられるところです。
言い争いがエスカレートしてきた時に、相手が何も言い返せないところまで追い込んでしまったことはないでしょうか?
元々はちょっとしたアドバイスや注意を与えるつもりが、相手を引くに引けないところまで追い込んでしまい、素直な反省ではなく反発をうながす結果になってしまった。
「ちょっと言い過ぎた」という反省は何度か経験しているところです。相手を追い込んだところでやめておけば、お互いにプラスだったのでしょうが、そこで一歩踏み込んでしまったために、最悪の結果になっています。
そのやめ時の大切さを述べるとともに、相手に逃げ道を作って追い込まないことの重要性についても、同じ文の中で述べています。